万葉の湯を後にして、甘味摘みです。チケットはあと3枚あります。
「今日は良い天気だね。もう一回あじさい見てから風月堂に入ってみない?」
「いいわよ。甘味摘みってなんだかオリエンテーリングみたいね。」
小田原城のあじさいは、朝の光に輝いていました。
小田原城からちょっと海の方へ行って、左に曲がると本町風月堂があります。
「潮風が吹いてくるね。」
「レインシューズ…
早起きして、もうひと風呂浴びに行くと、最後にもう一度温泉に入りたい人たちで洗い場はにぎわっていました。
さっぱりしてからお食事処へ朝食をいただきに行きました。セルフサービスで一つ一つに値段がついています。
「アジの干物があるよ。まだ温かい。」
「いいわね。小田原の朝って感じ。」
「これにするしかないね。」
「ご飯の盛りがすごいわね。」
「おかわりできないからね。」
「大…
貸切部屋のテーブルを端に寄せて、廊下の置き場からマットレスを持ってきて寝床を作りました。
「塩辛が食べたい。」
「何よ急に。ビールでも飲みたいの?」
「ビールじゃなくて塩辛。」
「一階のお土産売り場にあったんじゃない?」
ミーは部屋に置いてあるメニューを見ました。
「お食事処の深夜メニューにあるよ。ちょっと行ってみない?」
「しょうがないわねぇ。私はジュース…