アナベルの雪山の上に展望台があります。
「もうここでいいわぁ。」
「そうねぇ。」
アナベルの雪山まで登らないまま帰る人もいました。
「早く展望台行こうよ。」
「さっきまで息切れしたのに。現金なこと。」
ちょっときつい階段をゆっくり登って行って、展望台にたどり着きました。
「見上げるアナベルの雪山も見事だったけど、見下ろすのも良いね。」
「町まで見渡せる…
アナベルの雪山が見えてきました。
「わー、すごい!」
「一面真っ白!夏の雪山もおつなものね。」
「あ、ワンちゃんたちが記念撮影してる!」
リードは地面に固定されていました。
「ワンちゃんいっぱい…。」
「私たちも撮らせてもらおうよ。」
「可愛いー!!きちんとお座りしててお利口だね!」
「…私も一枚撮ろうかな。」
「キー、大丈夫?」
「うん。」
「アナベル…
アナベルの雪山まではアスファルトの急な道とウッドチップのなだらかな道があります。
「ウッドチップを登って、アスファルトを降りて来たら良いよね。」
あじさいの間をうねるウッドチップの道を登って行きました。
「ウッドチップって枯葉みたいね。」
「古くなってるからね。新品だと独特の歩き心地だよ。」
「ああ、JRAで歩いたって、みさんぽで書いてたわね。」
「ウッドチップの…
秋川湖とユリ園を通り過ぎてから、ピンクアナベルの脇の木道を登って行きました。
「ピンクのアナベルって珍しいんだって。」
「白いアナベルの群生が見どころなんでしょう?」
「アナベルの雪山ね。」
「雪山だなんてロマンチックね。」
「楽しみだね。」
「綺麗だから良いけど、私本当は平らなとこ歩く方が好き。」
「何よ今更。」
「ミー、きついなら先頭に行きなよ。」
「そうする。…
入園前にトイレに寄ろうとしたら、プールで水遊びする犬たちが見えました。
「可愛いー!」
「ここはわんダフルネイチャーヴィレッジって言って、犬と一緒に楽しめるんだって。」
「あはは、わんダフルって…。」
「ハハ…。」
「じゃあ、あじさい園にもワンちゃんいるかな?」
「いるんじゃない?」
「リード繋いであるよね?」
「そういうルールだから。大丈夫だよ。」
「キーは犬苦手…