お姑さんの登場で緊迫したムードに。
「エルさん、ミーさんをあしかがフラワーパークのイルミにでもお連れしたら?」
「実はこれから行く予定だったんです。」
「そう…。良いわね、若い人たちは。」
「…。」
「あのー、良かったらおばさまもご一緒に…。」
「…良いの?」
「大歓迎ですよっ。」
「たくさん歩きますけど大丈夫ですか?」
「年寄り扱い…。」
「おっ、お母さまは農家…
栃木のエルのお宅で。
「レモン牛乳飲みたいって言ってたわよね。」
「なんだか無性にね。」
エルが冷蔵庫からレモン牛乳を出してきてくれました。
「あしかがフラワーパークのイルミ、何年か前に行ったけどすごい人だった。」
「今日はどうかしらね。」
玄関から誰か入ってきました。
「あ!お母さま。」
「エルさん、お客様にレモン牛乳なんかお出しして。」
「あの、…
先月エルとの電話で。
「いるみさんぽはするんでしょ?」
「うん。」
「あしかがフラワーパークおすすめよ。」
二人とも年間パスを持っています。
「あー、良いよね。でもテーマを決めないと。」
「ん…、じゃあフラワーパーク系で行けば?去年は遊園地系だったんでしょ。」
「そうだね。ぐんまフラワーパークも行ってみたかったし。」
「だったら、あしかがフラワーパークの日にう…
リンゴのランプの弘前駅中央口。
「リンゴのランプ可愛いよね。」
「さすがねぷたの町よね。」
「ねぷたも良いからまたおいでー。」
「また来るわ。」
「ねぇ、今「みんな来たがる津軽」って思いついた。」
「…。」
帰りの長距離バスまで少し時間があったので、コンビニで肉まんを買って駅のベンチで食べました。
バスまで見送りに来たマヤ。
「なんだか昔に戻ったみたいだ…
19時15分頃、弘前駅から循環バスに乗り19時半頃市役所前で下車。
雪の中、弘前公園のお堀の桜が煌々と照らされていました。
「綺麗ね!間に合って良かったわ。」
「15分後のバスで帰りたいから中まで見れないけど…。」
「また来れば良いよー。」
「また来るわ。」
「うん。弘前城も見たいしね。」
「えい!」
マヤがエルに雪玉をぶつけました。
「やったわね。」
…