分岐で細い道を右折して少し進むと下り坂になりました。
「見て見て、すごく綺麗ー。」
「綺麗。」
「チー、疲れてない?」
「この先は下りだし…。」
「疲れたら言ってね。」
「去年那珂湊から大洗まで歩いたの大変だったなー。」
「慣れたら歩けるようになってくるよ。ねぇ、みんなおまんじゅう食べない?」
「梅餡だっけ?」
「ちょっとなら…。」
「4等分してよ。」
おま…
トイレと売店通りの間の道から善地会場を目指すことにしました。
「次の会場の方が綺麗って言ってた人いたよね。楽しみだなー。」
しばらく上りが続きます。少し歩くと右手に紅白のポールで作られた門が。
「ここがカニ沢会場の入口だったみたい。そう言えばタクシーの運転手さんが言ってたっけ。」
「入ってみる?」
(もっと歩くの?)
「あんまり景色変わらなそうだから、先急ごうか。…
ブーン
寒いのに蜂が一匹飛んできました。
「山里の梅も良いねー。」
「どっち向いても山だよね。」
梅を見ながら上ったり下ったりして一周しました。
「次は善地会場行くんでしょう?」
「うん。ちょっと甘酒飲んでからにしようよ。」
甘酒は1杯200円。
お店の人に善地会場までの道を聞いてみることに。
「善地会場って、どうやって行くんですか?」
「歩くと3…
展望台から降りて、順路に従って散策路を進みます。
売店通りはずれの店舗の窓が開いて、客引きが始まりました。
「いらっしゃいませー。梅餡のお饅頭がありますよー。」
「ここで買っちゃおうかな。」
ミーは梅ジュース(200円)数本、練り梅(200円)数袋とお饅頭(1つ100円)3つ入ったのを1パック買いました。
「あっちの梅の下に咲いている黄色いお花は何ですか?」
「福…
梅のパノラマの中心でお昼ごはんです。
高崎駅でみんなで買っただるま弁当を並べました。
「ちょっと峠の釜めしに似てるね。同じ値段だから、漬物が別添えの分、釜めしの方がお得かなあ。」
「もう、気分壊れるなあ。」
ミーはいくらか食べてからメモを取っていました。
「あ!」
チーがペットボトルのお茶をミーのお弁当にこぼしてしまいました。
「ごめんなさい…。」
「…