「あー、よく寝た。」
明るくなって来て起きてみるとまだ4時台。
プーはミーたちが買ってきてくれたサンドイッチを食べて、みんなが起きるのを待っていました。
「おはよう。」
チェックアウトして、外に出てみると、ホテルの隣にも金谷ホテルベーカリーがありました。
「結構品揃え良いね。」
「イートインもあるけど、昨日見つけたところに行きたいな。」
少し雨が降ってく…
一休みしたミーは、エルとキーの部屋を訪ねました。
「プーまだ寝てるの。」
「お散歩がてらサンドイッチでも買って来てあげましょうよ。」
「坂の途中にコンビニあったよね。」
夜空には上弦の月・満天の星。
「わあ!」
「こんなの普通よ。みんなこっちに住めば良いのに。」
楽しみにしていた夜泣き石に寄って、ザラザラした石に耳をつけてみました。
「泣いてる!」
…
オレンジ色がかって来た西の空を目指して、ゆるい坂をまだまだ登ります。
「日光ってなかなか激安ホテルがなくってさー。」
「二人で1万円しないなんて安くない?」
「ミーが探してくるホテルはもっと安いわよ。」
「ミーは昔から守銭奴だから。」
「気軽なおさんぽ旅にしたいんだよね。」
日光素泊まりの宿憩に着きました。
「寄り道しながら小一時間歩いちゃったね。お疲れ様。」
…
さらに進むと、右手に花石神社があります。
「雰囲気のある神社だね。」
「ちょっと寄ってみましょうか。」
しめ縄を張った巨木が。
「わあ。」
「天然記念物のケヤキだって。」
幹があちこち切り取られています。
「枯れてるの?」
「ちょっと枝がはえて来てるわよ。みさんぽって大きな木に巡り合うことが結構あるわね。」
大通りに戻って先に進むと、改装している…
大通りに戻って先に進みました。
「あっちにも桜。」
山の方を指さしました。
「時々見つかるわね。」
「緑の中にピンクが見つかると嬉しいよね。」
「遠くを見ながら歩くのって久しぶり。」
川のせせらぎが聞こえてきました。
「田母沢橋だって。」
「じゃあこれが田母沢川ね。」
「わぁ、深い緑の中を流れていくんだね。」
「大谷川と合流するのね。」
「最後に…