スタンプを押して、B2Fの乗船場に降りてみると、長蛇の列が消えていました。
「混んでそうだし、次の箱根町直行の最終便にする?」
「それだと箱根関所とか見に行く時間が無くなるんだよね。」
「直行便だと乗船時間が短くてもったいないわ。」
「特別船室の取材するのも良さそうね。」
「うん。特別船室のデッキは座れるんだよね。」
「お金かかるのはちょっと…。」
「普通船室から行ける…
芦ノ湖を進んでいるのは海賊船だけではありません。
「あ、別の船が通るよ。」
「あれは遊覧船かな。」
「晴れ間が出て、湖面がキラキラしてきたわ。」
「綺麗だねー。湖って良いねー。」
「霞で良く見えないところもあったけど、楽しめるね。」
「左側に座っちゃったけど、右の方が見るもの多かったみたい。」
40分ほどで終点の桃源台に着いて、エスカレーターで出口に向かいました。
…
ゆっくりと海賊船は出航し、しばらく席で景色を眺めていました。
「前方をご覧ください。2つ似た形の山が並んでいるのが二子山です。」
「曇っててよく見えないわね。」
「ちょっとデッキに行ってみない?」
「荷物見てるから、行ってきなよ。」
「じゃあ、順番ね。」
3Fのデッキは人であふれていました。
(あれ?デッキはアナウンス聞こえないのかな?)
2Fの通路なら空…
出航8分くらい前から乗船できました。
「一番前に行こう。」
乗船口から一番奥の船室へ行ってみました。
「あれ?座席がこっち向いてる。」
「みんな向こうへ行ってるわよ。」
「あっちが先頭なんだ。急ごう。」
改札に近いほうが先頭でした。
「みんな船のことわかってるのね。」
「フリーパスで乗りまくってるんだろうね。」
「一番前空いてるけど、二人掛けか…。」…
強羅駅からのバス旅は箱根町で終わり、降りたところには箱根老舗通りというお土産屋さんが。
「湖から良い風が吹いてくるねー。」
「お店見たいけど…先に海賊船の時間見てこよう。」
箱根老舗通りを抜けた先の箱根町港で、海賊船の出航時間を確認すると30分後でした。
「あの船?カッコ良いわー。」
「霧で霞んでて、ホントに海賊船って感じ。」
一旦箱根老舗通りに戻ることにしま…