しばらく湯畑のライトアップを眺めて、色の移り変わりにゆだねていました。
「寒い。湯畑に入っちゃいたい。」
「迷惑なこと言うわね。」
「足湯につかりながら見れないかな?」
「混んでるだろうな。」
「それを確認するのも取材よ。」
「右の方に大きい足湯があるから行ってみよう。」
「途中でお店によって良い?」
「そうね。湯の花は私も欲しいわ。」
色々なお土産があるお店に…
ゴーン
「なんの鐘かしら?」
「ちょうど7時だね。光泉寺の鐘かな?」
御座之湯前広場の向かいにあるのが湯畑です。
「あんまり人がいないと思ってたら、ここに集まってたのね。」
「浴衣の人もちらほらいるね。」
「まだお店開いてる。湯の花買いたいな。」
「それよりまず湯畑のライトアップでしょ。」
人が移動して、柵のあたりが空いたので近寄ってみました。
「わ…
「さてと…。」
ミーがマップを取り出して、湯畑に行く道を探し始めました。
「そこに大きな観光マップあるわよ。」
「このあたりの道がややこしそうだから、マップに書き込まないと。えっと、バスターミナル前の大通りを渡って、駐車場とローソンの間に道がっと。」
「左のトンネルの方は歩行禁止って書いてるよ。湯畑は右を下りて、2つにわかれた道どっちからでも行けるみたい。」
「じゃあ、…
ホテルに戻って温泉に浸かり、17時からの夕食バイキングをいただいてから、ミーは部屋でうたた寝していました。
「6時半になったよ、ミー。」
エルと旦那さんがミーとプーの部屋にやってきました。
「ミーが起きないの。」
「疲れてるんでしょ。置いてっちゃいましょ。」
扉が閉まった音でミーは目を覚ましました。
(わ、置いて行かれちゃう。)
浴衣に羽織をはおり、…
天狗山第4駐車場からゆっくり下った道をお散歩して、湯気が立っているところから上って行けばホテルニュー紅葉に続くT字路に出ます。
「ここは見覚えあるね。」
「左に曲がるとホテルです。このまま大通りをまっすぐ行くとコンビニとかスーパーがあります。」
「ミーさん、スーパー取材に行きたいんじゃないの?」
「ホテル戻ってから行きます。」
「私たちは先に戻ってるから。」
「お母様、あ…