浜松町から乗ったモノレールが、朝の光に照らされた運河の上を走って行きます。
「水の都って感じだね。」
「上京して長いけど、初めて見る風景。」
「あ、ミー、船だよ。」
「わー、船で来れるんだ。良いなあ。」
運河が良く見える大井競馬場前駅から10分ほどお散歩して、大井競馬場正門入口まで来ると行列ができていました。
「これから並んでも、もう指定席はいっぱいです。」
「…
「大掃除手伝わせて。」
「え、いいのに…。」
ミーは毎年ちゃんと大掃除していたわけではありませんでした。
「いつもよりきれいになってクーが驚くよ。」
「あ、カレンダーって毎年どうしてる?」
「うちは粗品の。クーはJRAでくれるカレンダー大好きなんだけど、最近東京では貰えないんだ。」
プーはちょっと調べてみました。
「JRAじゃないけど、大井競馬場でカレンダー…
ホテルをチェックアウトし、西武池袋店のコミュニティカレッジに向かいました。
「こんにちは。」
「体験の方ですね?手前の席におかけください。」
奥半分では、通常コースが和やかに進んでいました。
「まずは、白いペンで図案をトレーシングペーパーになぞってくださいね。」
材料と道具の他に写真入りのテキストお手本が渡されています。
「できましたか?次は印の所をエンボ…
ミッドタウンから地下道に入って、東京メトロ六本木駅を目指していると、プレッセというスーパーを見つけました。
「ここ24時までやってるんだ。寄ってこ。」
お惣菜などが半額になっていました。
「わー、まい泉のカツサンドが半額だー。」
「明日の朝ごはんに良いね。」
ミーは大きいほう、プーは小さいほうを買いました。
「クリスマスのペーパータオルなんかも売ってるんだ…
ミッドタウンの並木道イルミをお散歩です。
「ちょっと疲れてきた。ベンチに座らない?」
「うん。もうすぐ10時か。1時間くらい歩いてるね。」
「冷たい!石のベンチは冷えるね。さっき木のベンチあったから、そっちにしておけば良かった。」
「今日は携帯用座布団持ってきてないの?」
「あ、バッグに入ってるんだった。」
ミーは化繊の毛糸で編んだ座布団を取り出しました。
「で…