お買い物の帰り道。
「ここの桜も咲いたね。うちのはまだだけど。」
「梅は遅かったけど、桜は早いよね。」
「桜早いと人集まんないよね。」
「私だけじゃ盛り上がりに欠けるし…。」
「そんな、そんな。プーがいてくれてすごく嬉しいよ。」
ミーとプーだけでは読者の反応が不安ではあるミーでしたが…。
「東京のの字さんぽで、桜の季節ならではのコースを見つけたんだけど。」
「…
駐車場でマキ・マコと別れました。
「もうちょっと何か食べたいなあ。」
「あ、和菓子屋さんの工場、直売だって。」
青木屋の看板を見て左折しました。
「3時までだって―。ギリギリだったねー。」
「いらっしゃいませ。お茶をどうぞ。」
ほうじ茶を頂きました。
「黒糖どら焼き3つ入りだって。これみんなで食べながら帰ろうよ。」
「ミーのおごりねー。」
ミニバ…
蔵造りの旧島田家に寄って古いお雛様を見ました。
「マコちゃん、お雛様飾ったー?」
「おひなしゃま、かじゃったー。」
「私も飾ったんだー。」
「ミドリも?」
「そ。伝統行事だしさー。」
「ミーと私はつるし雛を作ったよ。」
「着れない着物で作って、エルとチリにあげたの。」
「いーなー。私も欲しー。」
「いーなー。」
「今度マコちゃんとミドリにも作ってあげるよ。」
「…
旧河内家住宅のあたりまで戻ってきて、トイレに寄りました。
「外は和風なのに、ウォシュレットまでついてたねー。」
「最近はどこのトイレも立派だよね。」
外でマコたちを待っています。
「あそこに鳥。撮ってー。」
カシャ
「ただのヒヨドリだったよ。」
「見せて―。わー、かわいー。」
「あれは桜の木かな?」
「どうだろう?結局咲いてる桜見つかんなかったね。」…
水遊びの池の横をお散歩中です。
「さっき言ってた梅の俳句って、どんなの?」
「な折りそと折りてくれけり園の梅って言うの。」
「知ってる、知ってるー。」
「なんだ。知ってたか。」
「庭の梅を折ってくれたってこと?」
「そうそう。ドロボーはダメですよー。あげるけどねーって。」
「ドオボー?どこ?」
「ここだー。」
ミドリはミーを指さしました。
「えい、えい。」…