はなみさんぽ2018プロローグ

お買い物の帰り道。 「ここの桜も咲いたね。うちのはまだだけど。」 「梅は遅かったけど、桜は早いよね。」 「桜早いと人集まんないよね。」 「私だけじゃ盛り上がりに欠けるし…。」 「そんな、そんな。プーがいてくれてすごく嬉しいよ。」 ミーとプーだけでは読者の反応が不安ではあるミーでしたが…。 「東京のの字さんぽで、桜の季節ならではのコースを見つけたんだけど。」 「…

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うめみさんぽ2018~帰り道の和菓子屋さん

駐車場でマキ・マコと別れました。 「もうちょっと何か食べたいなあ。」 「あ、和菓子屋さんの工場、直売だって。」 青木屋の看板を見て左折しました。 「3時までだって―。ギリギリだったねー。」 「いらっしゃいませ。お茶をどうぞ。」 ほうじ茶を頂きました。 「黒糖どら焼き3つ入りだって。これみんなで食べながら帰ろうよ。」 「ミーのおごりねー。」 ミニバ…

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うめみさんぽ2018~島田家のお雛様

蔵造りの旧島田家に寄って古いお雛様を見ました。 「マコちゃん、お雛様飾ったー?」 「おひなしゃま、かじゃったー。」 「私も飾ったんだー。」 「ミドリも?」 「そ。伝統行事だしさー。」 「ミーと私はつるし雛を作ったよ。」 「着れない着物で作って、エルとチリにあげたの。」 「いーなー。私も欲しー。」 「いーなー。」 「今度マコちゃんとミドリにも作ってあげるよ。」 「…

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うめみさんぽ2018~小鳥も梅に誘われて

旧河内家住宅のあたりまで戻ってきて、トイレに寄りました。 「外は和風なのに、ウォシュレットまでついてたねー。」 「最近はどこのトイレも立派だよね。」 外でマコたちを待っています。 「あそこに鳥。撮ってー。」 カシャ 「ただのヒヨドリだったよ。」 「見せて―。わー、かわいー。」 「あれは桜の木かな?」 「どうだろう?結局咲いてる桜見つかんなかったね。」…

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うめみさんぽ2018~水車小屋

水遊びの池の横をお散歩中です。 「さっき言ってた梅の俳句って、どんなの?」 「な折りそと折りてくれけり園の梅って言うの。」 「知ってる、知ってるー。」 「なんだ。知ってたか。」 「庭の梅を折ってくれたってこと?」 「そうそう。ドロボーはダメですよー。あげるけどねーって。」 「ドオボー?どこ?」 「ここだー。」 ミドリはミーを指さしました。 「えい、えい。」…

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