うめみさんぽ2018~広場で一休み

梅の中をお散歩していくうちに、空が晴れてポカポカしてきました。 マコはベビーカーでおねむです。 「マキさんの生きがいって、やっぱりマコちゃんですか?」 「そうですね。今はマコで頭がいっぱいです。」 「一人でも強く生きよーよ。お互い。」 ミドリがプーの方をガシッと抱きました。 「うん。でもどうしたら強くなれるんだろう?」 「えー?よく食べてよく寝るとか―?」 「…

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うめみさんぽ2018~ミドリ言葉を失う

黄水仙を見ながらちょっと引き返し、十字路で曲がって小川を渡ると、古い庚申塔があります。 「ミロリー、いくちゅー?」 「ないしょー。」 「ミドリ、ノリノリだな。」 「こっちに行きましょう。」 左折して水車方面に向かい、梅園に入って行くと、萩のトンネル横の紅白の梅の木に由緒が書かれていました。 「なになに…!…!」 ミドリが目を見開いて口をパクパクさせているその…

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うめみさんぽ2018~伊達政宗の愛した梅

おやつをいただいたあと、目の前の梅園へ向かいます。 「万葉の歌碑には防人の歌が刻まれてるんだね。」 「ミー、投句箱があるぞー。」 「伊藤園の新俳句募集で選外になっちゃってさ…。」 「相変わらず打たれ弱いなー。」 「よあいなー。」 梅林が途切れたところに「まいまいず井戸」がありました。 「まいまい?」 「でんでんむしのことだよー。」 「かたつむいー。」 「良…

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うめみさんぽ2018~梅園そばのハケの茶屋

日本家屋の脇をお散歩していくと、十字路になって、趣のある島田薬舗の店先にお雛様が並んでるのが見えました。 「旧島田家住宅ってパンフレットには書いてあるね。寄って行く?」 他の人たちは十字路を左折して島田家の前を通って行きます。 「あっちがゆったりルートかー。」 「先に茶屋に行きたい。」 ソフトクリームの看板が立っています。 「そっち大階段ルートでしょー?」…

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うめみさんぽ2018~梅に続くレトロな大通り

博物館からまっすぐ伸びる大通りには、左手に和風の建物があります。 「この辺は着物散歩にも良さそう。」 「外国人も喜びそう。いないけどー。」 「マキさん、あの…友人として妊婦さんにできることって何だと思いますか?」 「あ、エルさんおめでたですよね。何でしょう…?」 「私がやきもきしてもしょうがないんですけど…。」 「気軽に遊びに来てくれると嬉しいかも。」 「なるほど。手土…

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