ミーの天城越え~遠ざかる恐怖

少し進むと、林道との分岐点に差し掛かりました。 「ベンチあるけど、休んでいられないね。」 「さっきあいさつした人は、先に行ってもう見えないし、バスは諦めた方が。」 「でも日が暮れても困るし、ブチさんが行けそうなら先急ごう。」 コクリ 段差のある細い道をさらに下りていきます。 「ミー、左側滑りそうだから、右側から下りた方が良いよ。」 木の左右に道ができていると…

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