関東のの字さんぽ足利編~一安心

お姑さんとプーの前には冷たい麦茶、ミーはサラダと炭酸水を頂きながら、昨日の顛末について話しました。 「プーさん、大活躍だったのね。」 「いえ、そんなこと。」 「実はあなたのおばあさまもね、医療系が良さそうだけどっておっしゃってたのよ。」 「祖母が…。」 「会社大変そうだし、孫には病院の方が合いそうだって。」 「うんうん。そっちの方がね。プー、まじめだから。」 ムシャ…

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関東のの字さんぽ足利編~心配しすぎ

次の日の日曜も雨予報はハズレのようでした。 「やっぱり今日検査行こう。いつもの先生じゃなくても良いから。」 「あなたがそんなに心配ならそうするわ。ミー、プー、今日お散歩できなくなってごめんなさいね。」 「いいから、いいから。ゆっくり休んでよ。」 みんなで家を出ようとすると、お姑さんがやってきました。 「あら、もう行っちゃうの?サラダ作ってきたのよ。」 「わー、…

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関東のの字さんぽ足利編~夏の夜のカレー

(なんだか目の前が開けた気分。) (お腹空いた。) 帰りの車中、みんな無言で、ヴェルディの乾杯の歌が静かに流れていました。 「私、もう休むわ。カレーは冷蔵庫に入ってるから。」 「じゃあ、ちょっとキッチンいじらせてもらうね。」 エルは旦那さんに肩を抱かれて寝室へ。 「とりあえず、二人分だけ温めようか。」 「わー、ご飯にトウモロコシ入ってる!」 お鍋に火を…

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関東のの字さんぽ足利編~みさんぽ名刺

「良かったー。」 「良かった…。」 放心していた旦那さんは、エルに手を握られて我に返りました。 「お、お礼をさせてください。連絡先を…。」 「いいですよ。そんなの。」 「お願いします。」 リュックから名刺を出してくれました。 「私、小児科医なんです。どうぞよろしく。」 プーとシートを片付け終えたミーがしゃしゃり出てきました。 「私、こういう者です…

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関東のの字さんぽ足利編~プーの荷物

泣いているエルとオロオロする旦那さん。 「落ち着いてください。私は医者です。」 「妻を、娘を助けてください。」 「痛むところはありますか?」 泣きじゃくるエル。 「しっかりして。赤ちゃんのために。」 「…お尻が痛いです…。」 「少し診てみたいですが…ここでは人目もありますし…。」 「私ブルーシート持ってます。ライトも消毒液もあります。」 3人でブルーシー…

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