ゆっくりと階段を下りていきます。
「プーがライト持ってて良かった。なんかナイトハイクみたい。」
「ナイトハイクも面白そうだね。」
「年末年始ならクーがいるけど、あとは、男性メンバーってブチさんくらいかな。」
「…。」
上りの階段がありました。
「どっちだろう?」
「レストラン棟のあたりからも織姫神社って書いてある階段あったから、そこに通じるのかも。」
「じゃあ…
夜景を十分楽しんで、駐車場へゆっくり下りていきました。
「エル、そっちの手つなごうか?」
「ありがとう。下りは怖いのよ。」
虫の声が少しと、街から車の轟音が聞こえてきます。
「坂道の公園紹介したいって言ってたから、ちょうど良いでしょ?」
「神社から登ってきたら良い運動になるね。真夏はきついだろうけど。」
「娘たちといっぱい来て足腰鍛えてあげる予定よ。」
「名前決…
レストラン棟のところまで登りきると、夜景が良く見えます。
「きれい、きれい!」
「そこを下に下りるともっとよく見えるわよ。」
薄暗い中、ゆっくり下りてみると、像が立っている小さい踊り場に一つだけベンチがありました。
「特等席だね。」
「座りましょ。」
「きれいだねー。」
「星も見えたらよかったんだけど。」
「雨じゃなかっただけ良かったよ。」
「織姫と彦星、今…
駐車場から坂道を登ります。
「エル、ゆっくり登るんだぞ。」
「分かってるわよ。」
一歩踏み出して、後ろに残した足を引きずる感じで揃える。
歩幅は小さく、坂に対して斜めに登っていきます。
「時間かかるから、先に行って取材してて良いわよ。」
「ゆっくりで大丈夫だよ。エルはちゃんとセーブしながら登ってるんだね。」
「妊娠中は普通の中運動だときついのよ。」
「心配する…
みさんぽ一行を乗せた車は、足利市街地から山に向かって進路を取りました。
「車だと神社の裏から上っていくことになるのよ。歩いて登りたかった?」
「今日は暑いし、登るのは辛いよ。」
「うん。車が良いよ。」
少し上ったところで左右に道が分かれていて、間に織姫公園と記されています。
「左に行くと織姫神社の駐車場なんだけど、先に織姫公園に行くわよ。」
右の道を上るともみ…