月みさんぽプロローグ

ミーがお気に入りの急須の欠けに気づいてブルーになっていた秋雨のある日、プーにお母さんから電話が来ました。 「元気?山には行ってる?」 「ずっと暑かったし、織姫山に行ったぐらいだよ。」 「秋分も過ぎればだいぶ涼しいんじゃない?」 「そうかもね。しばらく登山の予定はないけどね。」 「今度みさんぽでどこに行くの?」 「向島から隅田川に沿ってお月見して行くの。」 「あら!ミーさ…

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