「名水コーヒー飲みたーい。」
「ミー、「皆さんコーヒーでもどうですか?」だろ。」
「ごめんごめん。」
茶店のコーヒーは300円。他にもメニューは豊富です。
「少々お待ちください。」
待っていると耳に入ってくる、他のお客さんのおしゃべり。
「天気予報見たら曇りだったからご来光はあきらめて・・・」
「トレラン用の靴ってどこにも売ってなくて・・・」
「お待たせし…
行きに竜を見つけたところまで戻ってきました。
「やっぱりここ神社だったんだ。」
「さっきは真っ暗で全然見えなかったね。」
「・・・。」
二重社の左で二重滝を見ていると、反対からやってきたお年寄りに声をかけられました。
「滝に水はありますか?」
「全然ないですね。」
「ここはホント、年に何回かしか水が流れなくてねえ・・・。」
(トイレ行きたい・・・)
「それし…
ミーは思いっきり転んだわりに服も汚れず、小鳥の騒ぐ山の朝に気持ちも和んできます。
「風が止んできたね。」
「うん。雲はあるけどいいお天気。」
夜中素通りした見どころに気づきます。
「おっきい木!行こうよ。」
階段を数段上ります。
「お賽銭箱もあるね。」
「あふれてる。」
「写真撮ってあげるよ。ブチさんも入ったら?」
フルフル
「木に抱きついてみよ…
「私たちは先に東屋で防寒具しまおう。」
大きめな東屋でガサゴソしている間にハイキング客が増えてきました。
「結構あったかいね。」
「霜柱の写真撮りたかったのに。」
キエッキエッ ピィーッピィーッ
7時過ぎ、目覚める小鳥たち。
「あ、クーさん、お疲れ様です。」
「お待たせ。行きましょう。」
寒がりのクーは帽子を被ったまま出発。
さっきのハイキングコース…
6時15分ごろから西の空が赤らみ、立派な朝焼けになっていきました。
「夜が明けてくのってきれいだよね。」
「去年はスカイツリーで一緒に見たね。」
「こっちの方が安いよなあ。」
「アレ当てるの大変なんだぞ。」
見晴台、朝方になると女性も増えてきました。
「ほらミー、散らかしてるの片付けて。」
テーブルにお雑煮の用意やスケッチの道具が広げてあります。
「は…