一本榎のそばに祠があります。
「これ可愛いねえ。キツネちゃんのお家って感じ。」
「こっちはお稲荷さんかー。」
「こっちは何だろ?」
「何も書いてないなー。」
「でも梅紋がないから天神様じゃないよね?」
「あー!」
「なになに?」
「窓の穴は紋みたいなもんかー。」
「自分はダジャレ言うじゃん!」
「ダジャレじゃねー!多分あれ稲粒だー。」
「あ、あのしずく型が?そう…
「天神様どこかなあ?」
「裏行こーぜー。」
社殿の裏へ。
「あ!また御神木。」
「「武蔵野の一本榎」かー。」
こだいら名木百選。
「この辺も武蔵野なんだ。あ、この前国木田独歩の武蔵野、チラっとよんだよ。」
「チラっとって事は挫折ー?」
「そうなんだけど、冒頭に小手指古戦場が出てきてビックリ!」
「えー!気になるなー。」
「ミドリが全部読んで感想聞かせ…
「誰もいないねえ。」
「ハメ外すなよー。」
「別に大人しく回るだけだよ。」
「ダジャレとかー。」
「それくらいいいじゃん。」
境内をお散歩。
「あ、ガクアジサイだ!」
カシャ
「キレイだなー。」
「このミニ神社は天神じゃないね。」
「梅紋じゃなくて巴紋だなー。」
「巴紋って言うんだ。」
「こっちもお詣りしとくかー。」
チャリンチャリン
パン…
手水舎に行くと、柄杓も水もありません。
「夕方から早朝は水止めちゃうって。」
「社務所も終わりかー。」
「この木すごいよね。」
「夫婦ケヤキかー。」
こだいら名木百選。
「夫婦でずっと元気っていいなあ。なんだかご利益ありそう。」
「クーさん大変だよなー。」
社殿へ。
「鈴鳴らせなくなってんなー。」
「あ、当分の間撤去しますだって。あれガラガラするの…
入口左に駐輪場がありました。
「あれ?さっきの人達、参詣じゃなかったんだ。」
「通り抜け出来ないって書いてあったけどなー。」
「ちょっと待って、干し梅舐めるから。ミド・・・」
「くれようとしたー?」
「してないしてない。しょっぱい干し梅、夏はいいなあ・・・。」
入口へ。
「あー!アジサイ発見。」
カシャ
「しめ縄、真新しいなー。」
「絵馬とおみくじ…