「ナイショー。」
ゴルフ場の脇をサイクリング。
「平日でもけっこう自転車いるね。」
「本気のサイクリストばかりなのね。」
「場違いだったなー。」
緑のトンネルにさしかかりました。
「ちょっと待って。写真撮りたい。」
カシャ
「あ、避けて。」
「自転車通りまーす。」
「はいはい。」
「礼儀正しいのね。」
「ミーが1番マナー悪いなー。」
「…
荒川に向かって下って行きます。
「どっかで右に曲がるらしいよ。」
「どっかってどこだー。」
「ここかな?」
「いきなり言うな―。」
「サーキット秋ヶ瀬・・・違うんじゃない?」
少し進むと、道路に「出会い頭注意」とありました。
「ゆっくり行こう。」
スイーッとサイクリストが曲がってきました。
「危ない、危ない。」
曲がった先の荒川方面は開けていました…
羽根倉橋を渡るとパラソルが立っていました。
「あそこでアイス売ってるかな?」
「えー!交通整理でしょ。」
羽根倉橋東交差点。
「マップがあったよ。」
「やっとかー。」
「荒川サイクリングロードね。」
「運動公園はあるけど、公園はもっと北なのかな?」
秋ヶ瀬公園も彩湖公園ももっと南。
「走ってれば休むとこ見つかるだろー。」
「そうだね。ゴーゴー。」
…
「いい眺めだねえ。」
カシャ カシャ
「自転車のじゃまになるなよー。」
「サイクリストってほぼ男性なのね。」
「山と鉄道は男ばっかって思ってたけど、自転車もかあ。」
「男はオタクかスポーツかだなー。」
「うちの父、あんまりハマってるもんなくていっつもつまんなそうだったんだあ。」
「好きな球団なかったかー。」
「ゴルフなさってたんじゃなかった?」
「たまにしてたけ…
羽根倉橋を渡ります。
「わー!荒川すげーなー!」
「河原はゴルフ場になってるのね。」
「すごいすごい。あー、なんで今まで来なかったんだろ?」
「縁がなかったんじゃない?」
「エルがいるから渡良瀬川ばっか行っちゃうよなー。」
ゴーッとダンプが通ります。
「すげー揺れるー!」
「揺れるねえ。」
「ずいぶん弾力があるのね。」
結構自転車の人とすれ違いました。…