右の道が堤防、左が堤防の下へ。
(わ!)
ミーの近くを追い抜いていく人が。
「-1点になっちゃった。」
「追い越された時は減点じゃなかったと思う。」
「そうだっけ?」
「でもこの道狭いから気をつけないとね。」
堤防の下へ。
「こっちから堤防に上がる人もいるんだあ。」
「下はすいてるね。」
「ねえ、月がきれいよ!この前コールドムーンだったわよね?」
…
狭山自然公園。
北の入口から自転車を押して道なりに。
「あそこ、湖の向こうに富士山が見えるよ。」
「わあ!赤富士じゃなくてピンク富士?」
「どこどこ?」
「あの木が途切れてるとこの右で・・・」
カメラを覗くミー。
「あったあった!」
カシャ
「堤防の上からよく見えるよ。混んでるだろうから、日の出後に上ってみよう。」
「堤防の下はすいてるの?」
「…
(ラブホテルだ。郊外だから・・・。)
「あそこが入口だよ。」
「狭そうね。」
「人増えてきたけど、ダンゴにならない?」
「ミーとチリ、乗ったまま自転車ゲートを通れる?」
「やったことないなあ。無理かなあ・・・」
「私も自信がないわ。」
「先に行って待ってるから、人がはけてから手で押して通って。」
みなさんスイスイ通過。
「暗くてよく見えないねえ。」
「そろそろ…
日の出前のサイクリング。
「やっぱしゃべれるといいねえ。」
「駅に向かう人がちらほら・・・ お仕事かしら?」
「初詣じゃないの?」
「コロナじゃなかったら神社巡りもしたかったね。」
「北野天神・・・だった?」
「そうそう。」
「バイパスを挟んで北野と北野南だよ。」
狭山湖通りへ。
「ちょっと待って。朝焼けの写真撮りたい。」
カシャ カシャ
「武蔵…
朝4時過ぎ、ミーはシュラフでウトウト。
ツンツン ツンツン
「ん・・・」
ハタキの柄です。
“支度に時間かかりそうだから早めに起こしたよ。”
(スパッツとワンピの上に着ちゃうだけだけどね。)
裏フリースワンピースの上にブレスサーモのジャケットを着、着物を羽織り・・・
「あれ?あれ?」
伊達締めがありません。
「ううっ・・・」
“どう…