玉砂利に足を引きずり歩きます。
(なんか言わなきゃ!なんか言わなきゃ!)
エルを盗み見ようとしたら目が合ってしまい、慌てて視線を逸らします。
(ミー、お茶店にも反応しないのね。)
「ううっ…」
ミーは泣き出してしまいました。
「泣くほど変なことかな?」
「それは違うんじゃない?」
「私、役立たず、役立たずで…」
「役になんか立たなくていいよ。」
…
わりと人気の猿小屋。
「こっちがすいてるわよ。」
「猿が少ないじゃん。」
「すくまで待とうよ。」
「こっち来い、こっち来い。」
「ちょっとは見えるじゃない。」
人が退いてきました。
「毛づくろいしてるねえ。」
「交尾もするよね…」
「急に何言ってんの!」
「キー、それが嫌だったのね。」
「えーっ!」
キーは否定しませんでした。
明日は…