スマホをウェアラブルホルダーへ。
「それでは桜通りを走ります。」
「止まってたから寒ー!」
「寒い寒い!」
一方、豆腐処では。
「いらっしゃいませ〜、そちらのお席どうぞ〜。」
ペコリ
「ごちそうさま。」
「私もそろそろ…」
「寒いよね。」
「ストーブ出すよ。」
「いいから、いいから。」
「またどうぞ〜。」
明日は「独歩橋」です。
桜橋交差点を渡ります。
「桜橋は、国木田独歩の「武蔵野」には小さい橋だと書かれています。」
「拡張したのね。」
「こちらが国木田独歩文学碑です。」
「桜橋が「武蔵野」に出てくるんだ。」
「はい。桜も咲いてないのに夏に来て、お茶屋のお婆さんに馬鹿にされちゃうんです。」
「お客さんバカにしちゃうの〜!?」
「今とは違うから。」
一方、ミー達。
「国木田独歩だって…
「自己紹介というのは、あの…」
玉川上水でお花見配信中。
「自己紹介?ミドリでーす。」
「ミーでーす。」
「キーです…。」
「3人合わせてー…」
「みさんぽシスターズ、みさんぽシスターズ!」
「シスターズは無いだろー。」
「ごめん、私のマイクしかないから、ちゃんと聞こえないと思う。」
「いいよ、ありがとう。」
「なんとなく分かったね。」
明日は「…
「あずま女のナナちゃん、聞こえますか?」
「はーい。」
「プーさん、こんばんは。」
常連さんもいらしています。
「こんばんは。みなさん、こんばんは。こちら玉川上水の桜橋です。」
「咲いてるわね。」
「今、マジックアワー?」
「そうですね。これから夕日に向かって上水沿いの桜通りを走ってまいります。」
ハーーックション!
「アハハ、それミーさん?」
「他にもい…
桜橋交差点、6時頃。
「おーい!」
「ミドリ、ちょうど良かったね。」
「早くない?早くない?」
「直帰だぜー!」
「そっかそっか。」
お花見配信の準備をするプー。
「まいったなー、事務所通してよー。」
「ワハハハ!」
「え?私達も映るの?」
「気をつけるけど、映りたくなかったら後ろにいたほうがいいと思う。」
今年もまた、豆腐処あずま女のお客さんに向け…