ミー達は丸亀製麺小平店に寄って解散しました。
「ホントごめんね、ごめんねえ!」
「ううん、気をつけて帰ってね。」
キーはミーの家で休憩してから帰ります。
「うちの桜もいいよねえ?」
「立派な木でも見えなきゃしょうがないしね…」
ミドリは巨人阪神戦に釘付けです。
「逆転できんかったー!」
「巨人戦かぁ…」
「うちに住んじゃう?うちに住んじゃう?」
「…
ちょうど7時ごろ、残念に終わったお花見配信。
「目的地到着よりもメンバーの健康のほうが大事なことだと思います。皆さん、今夜はどうもありがとうございました。」
「それじゃ、ごちそうさん。」
「カテキョ頼んでよ!」
「じゃあ、連絡先交換しましょうか?」
「はい。」
「車で送るよ。」
「ていうか、レンタサイクルだから。」
豆腐処の大画面を覗いて行くお客さんたち。
…
小金井街道を北へ漕ぎ出したお花見配信一行でしたが…
「ストップ!ストーップ!」
「どーしたー?」
「もう無理!もう無理!」
「ミー、疲れちゃった?」
「寒さ、寒さ!ごめん、もう限界!」
「正直、私もツライわー。」
「私も…」
「ミミ、もうみんなかなり寒がっていて…」
配信放映中の豆腐処、 女将に相談です。
「終わりにしよ。お疲れ。」
「お疲れさま〜。」
…
「こう寒いとイチャつくカップルもいないなー。」
「でもさあ、どっか暗がりでさあ…」
「やめてー!」
「…」
プー率いるお花見配信一行。
「小金井公園は真っ暗でしたが、次のあじさい公園周辺では桜のライトアップが期待できます。」
小金井街道へ出て北へ走ります。
「ねえねえ、土日にお花見しようよ。」
「グイグイ行くね〜。」
「ていうか…」
「お前、そんなに興…
「お待たせ、お待たせ。」
プーはスマホをチェストストラップに戻します。
「なんかさあ、奥まで行ってもさあ…」
「ちょっと怖いよね…」
「街灯のとこしか見えんしなー。」
なんだか揉めている様子が配信されてしまいます。
「江戸東京たてもの園前まで行く予定だったけど、どうしよう…?」
観ているのは豆腐処の面々。
「ママ、どうする?」
「次行こ。」
「…