線路近くを歩き続けて。
「列車の本数が少なめなようね。」
「もう少し待てばいいと思う。」
ミーの夫が鉄道ファンなので、シャッターチャンスを気づかってくれています。
「いいから、いいから。グーグルマップの投稿写真でも見せちゃうからさあ。」
再び菖蒲園へ。
「ミーとクーさんは子供なしでも上手く行っているようだけど。」
「みさんぽって共同事業?が、かすがいにも…
「つい感情的になってしまっていたわ。更年期かしら?」
「ミドリのことが心配なんだと思う。」
「友達思い、友達思い。」
「プーだって友達なのに、ごめんなさいね。」
湿った地面を踏み締め、アジサイを巡って行くと、
「三春桜だ!」
「多摩川にもあったねえ。」
「平成16年寄贈ということは、震災とは無関係なのね。」
「東日本大震災っていつだったっけ?」
「311は201…
「格言ではないけれど、“They lived happily until they got married”とも言うわよ。」
結婚を悲観するジョークで、「末永く幸せに暮らしました」のパロディです。
「まだハッピーな関係でも無さそうだけどねえ。」
「ミドリとハル君を結婚させなくても、ミドリパパが個人的にハル君と交流したら良いのでは?」
「もう面識はできたしね。」
「でもさ…
公園の北端へ。
「やっぱアジサイ、日の当たらない側は咲かないのかあ。」
「あら、格言めいていなかった?」
「日陰で育つものもあると思う。」
「あ!それもそれも!」
「散歩は人を哲学者にする、とか?」
「もっと、もっと!」
「増えてゆく思い出の花、とか?」
「ああっ!あれは私だけ枯らしちゃったアナベルじゃん!」
「アハハハハハ!」
明日は「新緑の桜」です…
菖蒲園の向こうへ。
「チリぐらい稼いでたらさあ、ご両親も言うことないかもなあ。」
「お兄さんの方にお孫さんいらっしゃるしね。」
「結局、同性の友人以上に親しくなれる男性と巡り逢わなかったのよ。」
「女子大だとね。」
「チリってどういうタイプが好みなの?」
「嫌いなタイプならいくらでも思いつくけれど。」
「私もそうかも。」
「理想が高いってことかなあ?」
「別に、スパ…