菖蒲の板挟みさんぽ~ごみ捨て

「あ、クニも賛成かも知れないじゃん!」 ミドリの縁談を、応援したかったり反対したかったり。 「お花見ライブ配信の席では独身生活に否定的なことを言っていたようだけれど。」 「そう、そう。」 「でも文字通りには受け取れないと思う。」 「そうかなあ? あ、ゴミ捨てて来るよ。」 「コロナの感染者数が増えて来たし、なるべく物の受け渡しはしない方がいいと思う。」 皆でゴミ箱…

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菖蒲の板挟みさんぽ~話を戻して

「ミドリのお父さんと違って、お母さんの方はそんなに賛成でもないらしいよ。」 ミドリの縁談を語り続けます。 「あら、ミドリから直接聞いたの?」 「これはミミ情報。」 ミミ達の豆腐処に皆集まって来るのです。 「おまたせ、おまたせ。話進んだ?」 「賛成派はミーだけだとか。」 「えーっ!?」 「あ!西武線が来たよ。」 「写真、写真!あーっ!」 公園北を走り…

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菖蒲の板挟みさんぽ~来訪者

「ケヤキの妖精ひがっしーが来てくれました。皆さん入口付近にどうぞ。」 東村山市のご当地キャラです。 「ちょっといい?ちょっといい?」 「もちろん、いいと思う。」 「行ってらっしゃい。」 「すぐ戻る、すぐ戻る。」 「プーはミドリとハル君の縁談に賛成の立場なの?」 「私は特別賛成も反対もしたくないと思う。」 「プーは中立ね。ミーが賛成で、私は反対よ。」 「みさんぽの…

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菖蒲の板挟みさんぽ~アイスを食べながら

あちこちから子供の歓声が響きます。 「出産予定なし、性格の不一致。一体なんのための結婚なのかしら?」 「誰かハル君の支えになってくれたら、って言うのがお姉さんの願いだけど、ハル君の方が支えにもなりうると思う。」 「ミドリの負担が一方的に増えてしまうだけでは?多分ハル君以上の収入があるのに家事までするメリットが…」 「家事労働じゃなくてね、寄り添ってくれる存在をっておっしゃって…

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菖蒲の板挟みさんぽ~立食でアイス

すぐ北が菖蒲園。 「うわあ!」 「満開ね。」 「椅子は無いけど、あそこがいいと思う。」 立ち飲みコーナーの様なテーブルへ。 「プー、さっきの続きをどうぞ。」 ミーは東村山産多摩っ子アイス(にんじん)を待ちきれません。 「優秀なハル君の今の不遇が不憫でたまらないって、お姉さんがね。」 「辛辣さは気位の高さから来ているのかもね。」 「にんじんってさあ、い…

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