「ミー、いつまでもお弁当を覗いてないで、ホワイトボードどこに置いたのよ?」
「そんなに見てないけどさあ。バテちゃっててさあ。」
「私が配ろうか?ミーは 屋台にでも…」
「そんな元気もなくってさあ。はい、どうぞどうぞ。」
「なにー?クイズー?」
「クイズじゃなくて…」
「be quizzed about だと質問されるってことでさあ。」
「ひとつ利口になりました。」
「知的…
7時20分頃から花火が上がり、軽く拍手が起こります。
「お土産のトレードもアリですよ。」
「和菓子が一番高そうよー。」
ハル君が持って来た「加賀八幡起き上がりもなか」1350円。
「いやいや、これは私が。」
「拒否権も有りよ。」
「……」
「マルちゃん何もらったー?」
「『足跡』……?」
「友人が出した句集なんですが…」
「読まねーならタオルと交換しよーぜ…
7時15分頃、信号雷が鳴りました。
「では、お持ち頂いたお土産のくじ引きを…」
「はいはい、引いて引いて。」
「女性には男性からの、男性には女性からのを引いて頂いてます。」
「はい、番号教えてねー。」
「おー!タオルかー。」
「私も、ミニタオル。」
「やっぱ事業所の粗品が多かったねえ。」
「いやあ、お恥ずかしい。」
「事前にもお伝えしましたけど、高価な物の必要はなく…
離れた場所で開会式が始まっています。
「こちらの開会に、義母から挨拶させて頂きます。」
「エルさん、今の人はそんなの…」
「いいじゃないですか、手短になら。」
オホン、
ジー
ウインク♡
!!
「私は見合い結婚で、当時は皆そうですが、主人はなかなか出来た人で…」
「ヒューヒュー!」
「しかし私ごときにご縁というものをどうとかできる訳でもなく。今宵、足利の地…
「会場内混み合って来ました。右側通行でお願いしまーす。」
「浴衣の女子かわいいな〜。」
「若い奴が多いな。」
「段々この雑踏はキツくなるしな。」
女性陣が見えてきました。
「お義母さま、こちらです!」
「ミドリさん、どれがT工大卒!?」
簡単にプロフィールが紹介されています。
「あのちっさいのー。」
「ちっさいのはお前だろうが!」
「いいなぁ、仲良くて…