せったいみさんぽ~登る一行

みみづく幼稚園ルートで途中まで上って。 「あ、幼稚園の道は坂が急ですねえ。」 「あんなの上れるか!」 「HAHAHA!」 左の坂へ。 「イタタ。やっぱ足に来ますねえ。」 「リー、君を喜ばすために俺はこんなクレイジーな日程を…」 「生き生きとしてるわよ、レイ。」 「日に焼けましたしねえ。」 「海が見えてきましたね。」 「休憩だ。」 明日も続きま…

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せったいみさんぽ~字とか

線路に沿って進み。 「南無妙法…」 玉傳寺の石柱です。 「よくこんな文字を読める。」 「下の方はわかんないですけどねえ。」 「くずし字は厄介ね。」 「ここで左折です。」 細めの道路を上って行きます。 「祖母もねえ、くずし字でしたけどねえ。」 「素敵よね。」 「自己流でねえ、つまりねえ、デタラメだったんですけどねえ。」 「HAHAHAHA!」 「…

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せったいみさんぽ~赤い鳥

横断歩道を渡って線路をくぐると、 「わあ!すごい、すごい!」 「何がすごいの?」 「北原白秋赤い鳥記念って! 『赤い鳥』はですねえ、児童文学の雑誌でねえ、白秋も関わっててねえ。」 「Oh! ミーも読んだことあるの?」 「復刻版を母が買って来てくれたのにねえ、つい「日本のお話は好きじゃない」ってねえ、そんな頃もあったのでねえ。」 とは言え『蜘蛛の糸』や『ごん狐』は知らな…

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せったいみさんぽ~5つ目の七福神へ

「羊羹とお茶って元気出ますよねえ。」 「そうね。」 「アイスクリームとコーヒーほどじゃない。」 「それもいいですけどねえ、胃に来そうですねえ。」 「次の『海と城の見える丘』まで上り坂になりますが、大丈夫ですか?」 「足まで浸かればずぶ濡れになれだ。」 Over shoes, over boots. 英語のことわざです。 「距離的には1km程度ですよ。」 東海道…

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せったいみさんぽ~羊羹はよう噛んで食べよう

片野屋呉服店でベンチ休憩。 「詰めればクーも座れるのにさあ。あ、そうそう。」 ゴソゴソ…… 「七福神、七福神!」 「Oh!」 「羊羹か。」 「苦手な人もいますけどねえ。私もねえ、子供の頃はねえ。」 「納豆以外はOKだ。」 「もしかしたらランチのタイミングを逃すかもしれないし。」 「えーっ!」 「HAHAHAHA!」 「羊羹には緑茶が合いますから、さっき見…

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