広場を去り際、お花見配信。
「プー、待って待って! 東屋の人達行っちゃったからさあ、ちょっと休みたくってさあ。」
「休もぉ。」
東屋へ。
「私はしばらく辺りの桜を撮っていますね。」
「どっこいしょっと。」
ポトッ
「あれっ?」
「マイクだねぇ。」
「ええーっ!? なんで?なんで?」
「引っかかってたんだねぇ。」
明日も続きます。
ゆるゆる上って15分。
「広場が見えて来ましたね。」
配信先は、豆腐処。
「みさんぽって散歩サークルでさ。」
「わぁ、顔が広い人がやってるの?」
「顔? 別の意味で…」
「なに言ってんですか〜。」
「ま、友達同士? カナも今度来な?」
「いいの?」
「自転車で群馬とか栃木とか…」
「えーっ!?」
明日も続きます。
歩いて歩いてライブ配信。
「美杉台とは言っても、公園に杉はそんなにない様ですね。」
後ろはオフレコで。
「なんかねえ、失くなっちゃうんだよねえ。」
「ふぅん。」
「大掃除するとさあ、出てきたりさあ。」
「あれで大掃除ぃ?」
「中掃除、中掃除!」
「ふぅん。」
「欠けてるオルゴール捨てようとしたらさあ、じんわりしてきちゃってさあ。」
明日も続きま…
「美杉台公園は少しアップダウンがあるようですね。山登りがつらい方には坂のある公園がお勧めですよ。」
「桜少ないねぇ。」
「グラウンドまで歩けば桜が増えてくると思います。」
花より散歩のライブ配信。
「また失くしちゃったなあ。」
「安いんでしょぉ?」
「しまう場所決めとけってクーに言われてたのにさあ。」
「残る桜も散る桜ぁ。」
「え、良寛!? なんで、なんで?」
…
お花見配信、後半へ。
「北側から美杉台公園に入ります。」
「看板ないんだねえ。」
「別の…んっ、ん、ん…」
「大丈夫? 大丈夫?」
「んっ…大したことないと思う。」
「ミーもしゃべったらぁ?」
「サブMC? サブMC?」
「じゃあ、さっきのマイクでお願いね。」
「あれっ!? あれっ!?」
マイクは何処へ。
明日は「長き道」です。