日の出前。
「みんな、願い事は考えた?」
「あ、そっかあ…」
「ミーさんは特に無いでしょう?」
「ああ、そう言われてみますとねえ。」
「美味い朝飯なんじゃないかな。」
アハハハ!
「フクさんのは顔に書いてある。」
「ウフフ。」
「マコちゃんは、パパのお嫁さん?」
「お願い話しちゃダメじゃなかった?」
明日も続きます。
「登頂、登頂!」
「前は一杯だな。」
「アハハハ!」
「フクちゃんだ!」
右前方で御神酒サービス。
「聞こし召したようだな。」
「さっきからねえ、ハイテンションだったけどねえ。」
「ミーさんクーさん、間に合いましたね。」
「盛り上がってますねえ。」
明日も続きます。
「思ったんだけどさあ。」
「そのフレーズはな、不必要だとな。」
「いつも言うけどさあ!」
「思わん事はな、言わんはずでな。」
「またこの会話さあ、新年早々さあ。」
「何度言われてもな、同じ答えだとな。」
「それでさあ。」
「単刀直入でな、構わんがな。」
「今日ってさあ、ビジネスミーティングだったのかなあ?」
「今更だな。」
明日も続きます。
6時44分、女坂へ。
「大目に見てもらえたようだな。」
「よかった、よかった。」
追い越され、追い越され。
ハア、ハア…
「まだ間に合うからな。」
「もたもたさあ、邪魔みたいでさあ。」
「さっきのマイペースをな、思い出せばな。」
「皮肉なの!皮肉なの!」
「違うけどな。」
明日も続きます。
6時40分、女坂の麓へ。
「では私達、お花を摘んでから参りますので。」
「待ってるよ〜。」
腕を組んだまま女子トイレへ。
「さっきはさあ、気が利かなくてさあ!」
「どっちの味方なの?」
「どっちも!どっちも!」
「なんてね。」
そして例のペーパーホルダーです。
「先行ってて、先行ってて!」
回しても回しても出てこないトイレットペーパー。
…