あずまやを過ぎ。
「そこが中山のピークだよ。」
「のんびりで2、3分だな。」
「もう息切れしちゃってさあ。」
ピーイ、ピーイ…
(ヒヨドリかあ。)
「ミポリン死んじゃったね。」
……
「あ、中山美穂ですよね、お好きだったんですか?」
「初恋みたいな?」
明日も続きます。
中山のあずまや方面へ上っています。
「思い出した!ほら、マコちゃん、」
?
「この人、五条悟だよ。」
??
「菅原家の遠縁なんですって。」
「死んじゃいましたね、五条。」
「君は死ぬなよ。」
「は、はい!」
「過労死に話が飛んだかな?」
「僕なんか重い職責ではなかったんだけど。」
「またまた。」
明日も続きます。
すぐ隣から板の道を上ります。
カシャ
「カメラが趣味なんだ。」
クーの首に、広角と望遠のミラーレス。
「趣味と言うほど撮ってないかな。」
「クーはですねえ、機械が好きなのでねえ。」
「こっちの彼ともオタク繋がりか。」
「ハルさんもPCオタクだけど、クーさんじゃなくてミーさん繋がりのご縁なんです。」
「お陰様で。」
「いえいえ!」
明日も続き…
自転車を停めて。
「おっとりお嬢様って?」
「マキさんのこと話してましたらねえ、フクちゃんがそういうワードをですねえ。」
「おっとりお嬢様♡」
Chu!
(あすなろ抱き!)
「もう!」
「早く行こうよ。」
「あ、マコちゃんねえ、これ図書カードなんだけどねえ。」
懸賞で当たった「星降る王国のニナ」の限定品。
「私からは女性陣にハンドクリームを。」
…
駐輪場(北側)でマキさん一家を待っています。
「旦那さんには会ったことなかったなあ。」
「マキさんてバリバリに駐在員の妻って感じ?」
「日本に残ってたしさあ、おっとりしててさあ。」
「おっとりお嬢様かぁ!」
「おっとりお嬢様って?」
近所から自転車でやって来ました。
「あけましておめでとうございます。」
「おめでとうございます。」
「おめでとうございます。」…