グツグツグツ…
「でもねえ、例えばフクちゃんとハル君はねえ、ラブラブですからねえ。」
「そーそー!」
「でも遠距離になるのよね?」
「そっかあ、遠距離かあ。」
「オマエも遠距離だろがー!」
「そうだった、そうだった。」
「在宅ワークで出会いが無いミーさんとは違うしね。」
「しかしですね、音信通じ易い世になった様ですし、何より本人不在でその様な話は少し…」
「そーそー…
「なんかねえ、修羅場じゃなかったんですかねえ?」
グツグツグツ…
「私が提案をしたのね。」
「日頃からウタ先生は企画力のある方だと尊敬しておりましたが、しかしこればかりは…」
「どんな?どんな?」
「私、図にして来たのね。」
タブレットを取り出して…
「赤矢印が現状で、青が改善案なのね。」
「アハハハ!でもねえ…」
「……」
明日も続きます。
次第に卓上は賑やかに。
「ハイ、梅おろしも取ってー。」
「牛もつ、牛もつ…」
「ヤメテー!」
「最後がいいね。」
「そっかそっか。」
グツグツグツ…
「平和だなあ。」
「じきに戦争も終わるのでしょう。」
「そうじゃなくて、そうじゃなくて!」
明日も続きます。
お肉とお野菜盛り合わせが来ました。
「たんしゃぶ初めてでさあ。」
「私もです。」
「黒毛和牛もガンガン頼まんとー!」
「カメ先生、サラダケールも良いものなのでね。」
「しかし最初のをやっつけておかないと、いつも余るでしょう。」
「私がいつも係なのでねえ、クーはなかなか食べてくれないのでねえ。」
「今夜はカメ先生が主役ってことでー、ガンガン行きましょー!」
「たんしゃぶ…
梅たんしゃぶと味わう黒毛和牛コース、通常5180円が4180円に。
「お飲み物はどうなさいますか?」
「飲むなら週末のほうがね。」
「では、お冷やだけでお願いします。」
「かしこまりました。」
「飲んだら肉が入らんでしょー。」
「実は肉よりスイーツなのね、飲みは雰囲気をね。」
「そーだったかー!」
「いいの!カメ先生に滋養を摂って欲しかったのね。」
「おー!」
「…