まだ寒さが残っていましたが、良いお天気で梅に囲まれて風流な催しでした。
毛氈に15席くらい、椅子に20席ありました。椅子席が人気で、早く来た人から椅子席になっていたようです。1回30分くらいでした。
「全然分からないんですけど、良いでしょうか?」
「美味しく召し上がって頂ければ良いんですよ。正客と次客と末客にはならないように。」
「はい。」
「木村屋の水戸の梅をお出ししますから。水戸の梅は木村屋が一番美味しいんです。」
「そうなんですか。」
「あっ、そろそろ始まるのかな。緊張するね。」
「なんかお手前中に写真撮っても良いみたいだね。」
「あの人の帯素敵。」
「着物も春らしいね。寒くないのかな。」
「お菓子もう食べて良いのかな?」
「お菓子を召し上がった方がお茶が美味しくなるので、どうぞ召し上がってください。」
「美味しいね。」
「うん。」
「器も格好良いね。」
「笠間焼きなんだろうね。」
「おっ、棗(抹茶入れ)の蓋の裏にも葵の紋所が。ところでこれいつお金払うのかな?」
「なんか無料みたいだね。知らなかった。」
木村屋の水戸の梅ははじめて食べましたが、ほのかな酸味で上品な味です。黒餡が使われていて表面に砂糖がまぶしてあります。木村屋は水戸駅北口から偕楽園方面へ行く大通り(黄門通り)の左側にあって、水戸の梅は100円で1つから買えます。1週間もつそうです。
お茶会では緊張していたようで、家に帰ってからのほうが良く味わえました。
よく売られているのは井熊屋の水戸の梅ですが、こちらは白餡です。酸味の強いお菓子が好きな人はこっちの方が好きかも知れません。
木村屋の水戸の梅のほうが抹茶には合うだろうと思いました。
明日は好文亭です。
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