貸切部屋のテーブルを端に寄せて、廊下の置き場からマットレスを持ってきて寝床を作りました。
「塩辛が食べたい。」
「何よ急に。ビールでも飲みたいの?」
「ビールじゃなくて塩辛。」
「一階のお土産売り場にあったんじゃない?」
ミーは部屋に置いてあるメニューを見ました。
「お食事処の深夜メニューにあるよ。ちょっと行ってみない?」
「しょうがないわねぇ。私はジュースでも飲もうかしら。」
深夜のお食事処には、談笑する人や棚のマンガを読む人がちらほら。
ミーはイカの塩辛とご飯を注文して、エルはミーが万葉の湯の会員になった時貰ったサービス券でソフトドリンクバーを利用しました。
「そんなに好物ってわけでもないんだけど、急に食べたくなっちゃった。」
「汗かいたからかしら。」
「だからかな。のどかわくけど、おいしいお茶飲み放題で嬉しい。」
「ねぇ、ちょっと雑誌読んでいっていい?」
「うん。私はマンガ読む。結構色々あるよね。」
明日は小田原の朝です。
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