プーは音のするあたりでカメラをズームにしてみました。
枯葉と桜の花びらの積もる地面に、模様のある蛇がいました。
「蛇だった。」
プーはつばをごくりと飲み込んでシャッターを切りました。
「見せてぇ。」
プーはメーにカメラを貸しました。
「これはマムシだねぇ。」
「えーーーーーー!毒があるじゃん!」
「もう引き返そうよー…。」
「でも今から引き返したら暗くなっちゃうよ。」
「ちょっかい出さなきゃ大丈夫だよぉ。」
「右の方、向いてるから、左側通って行こう。」
プーとメーはマムシを避けて、そーっと歩いて行きました。
「蛇じっとしてるから、早く来ちゃいなよ。」
「ミミ、大丈夫みたいだよ。行こう。」
「やだー!怖いー!」
明日は「みんなで勇気を」です。
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