元来た道を戻って、パーキングのところを曲がってちょっと行くとまちなか物産館(お富ちゃん家)があります。
2時過ぎにやってくると、子供が3人繭のアニマルストラップづくりを教わっていました。
「毛羽のしおりを作りたいのですが。」
毛羽とは、蚕が最初に吐く糸で、繭の周りのけばけばです。
「少々お待ちください。」
テーブルの端をあけてくれました。
1つ150円で、他には繭のお寿司や繭の花のマグネットを作れます。
「毛羽を少し残して型に敷いて、飾りを乗せてから残りをかぶせます。飾りの繭の花は2つまで、型抜き色紙はいくつでもどうぞ。」
「この毛羽に混ざってるのは、桑の葉なんですか?」
「ごみです。機械で取ってるんですが、残っちゃうんです。」
係りの人はすぐにまた子供たちに教え始めて忙しそうでした。
「ミー何やってるの?」
「ごみをむしったら綺麗なのができるかなって思って。」
「ふーん、頑張るわね。」
「できましたか?次はスポイトで水を垂らして指で押して馴染ましてください。」
「フェルティングって感じね。」
「そう言えば、製糸するとき湿度の高い日本では生糸を2度巻きするって言ってたよね。」
「水でくっつきやすいのね。」
明日は「思い出のしおり」です。
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