引き続き山田屋呉服店内。
「お得なお知らせなどお送りしましょうか?」
「お願いします。」
「…。」
ミーは連絡先を書いて会計を済ませました。
山田屋呉服店を出て数歩歩くと…。
「バカ。」
ペチッ。エルがミーに平手打ち。
「ど、どうしたの?」
「もう30分も経ったわよ。」
「え?そんなに!」
「おまけに連絡先まで書いて。」
「…。」
「みんな待ってるのよ。」
「まあ、まあ、エルちゃん。」
「うっ。ごめんね。きものさんぽの取材のつもりだったけど、目先の欲にとらわれてた…。」
「羽織紐も後でつけて貰えば良かったでしょう?」
「うん。」
(どうしよう…。)
明日は「一番古い旅館」です。
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