舟に乗る時に揺れるかなと思っていましたが、それほど揺れませんでした。
「乗ってから靴を脱いでください。」
草履と足袋なので、脱いだり履いたりが楽でした。
「バランスを取って、もう一人はそっちに座って。」
舟の中央には細長いコタツがおいてあります。
「コタツなんて気が利いてるわね。」
「みかんが欲しいね。」
あとから4人連れが来て、満員になったところで出発しました。
「小野川は舟運で栄えてねー。」
結構岸から見られていました。ゆっくり目の自転車が舟を抜いて行きます。
「5月の終わりから6月には川沿いにあやめが咲くんですよ。」
船頭さんの解説を聞きながら舟に身を任せていると、海鳥が2羽飛んできて、1羽が橋の欄干に留まりキーッと鳴きました。
「ここって自分の舟でも来れるんですか?」
「来れますよ。」
「…ミーって楽しいとそのことで頭がいっぱいになっちゃうのね。」
「うん…。馬鹿だよねぇ…。」
明日は「舟めぐりに思う」です。
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