舟が橋の下を通るたびに、水面の光がゆらゆら反射して綺麗です。
「うわっ。」
舟すれすれに海鳥が飛んできて、近くで休みました。
「さっきの鳥、また2羽で来てるわ。仲が良いのね。」
「あんた達もお揃いの襟で仲が良いんだねえ。」
「…。」
(何か言わなくちゃ。どうしよう。)
その時、終点のすぐ先にあるジャージャー橋から水の流れる音が聞こえてきました。
水の音に紛れて、カノの耳に亡夫の声が。
”がんばれ”
「エルちゃん、仲良くできる時間って貴重なのよ。ミーちゃんも、エルちゃんの友情を当たり前と思わないようにね。」
「…。みさんぽもっと頑張りましょうよ。馴れ合いはイヤよ。」
「うん。」
2時35分に舟を降りると、もう次の人が並んでいました。
明日は「お揃いのバッグ」です。
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