佐原公園でちらっと忠敬像を見て、駅前まで戻ってきました。
「着物の詰め放題やっていくんでしょ。置き場は解決したの?」
「安いのだから、適当に積んでおく。そんなに着物着る機会ないと思ってたんだけど、普段から着てみることにしたんだ。」
わいわいの前を通ると、お弁当半額と書いてありました。
「このお弁当電車で食べない?」
「ちょうど良かったわね。」
「まだあるかしら?」
ソースカツ丼などが250円になっていました。
「楽しんできましたか?」
「はい。」
4時52分発の成田行きは、先頭の車両だけボックス席になっていて座れました。
わいわいのお弁当に入っている豚肉は定価で買っても安いと思うほど立派なものでした。
「なんか、旅先で揉めちゃってすみませんでした。」
「いいのよ。夫に会えたし。」
「え?」
「ふふ。」
列車は夕日に向かって走っていきました。
明日は「うめみさんぽプロローグ」です。
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