紅梅の並木道を突きあたると、そこはもう善地会場でした。
「こっちの方が賑やかね。」
「遠足ですかー?」
「老人ホームから来てるんです。あいにくの天気だけど、風がなくて良かった。」
「こっちにも展望台あるはずだけど。」
「あれかな?」
展望台も人が多く、階段も混雑していました。
「チー、引っ張ってあげるよ。」
ミーも上りは苦手なので、ゆっくりと階段を進みました。
「きれー!」
四方に広がる梅林と群馬の山々、そして左手前方にある橋が目に留まりました。
「あの橋は利根川流域の川にかかってるのかしら?」
「車川かな?あとで行ってみたいな。」
「橋からこっちが見えるだろうねー。」
(ここで休めたら行けそうだけど…。)
「チー、小さいスケッチブックで描いてみる?」
「あ、ありがとう。」
ベンチに座っていく人はあまりいなかったので、またちょこっとスケッチしていきました。
明日は「橋から望む善地会場」です。
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