ミーたちが逢ノ峰を登っている一方、エルのお姑さんとお舅さんは車道をお散歩しながら白根火山ロープウェイ山頂駅に向かっていました。
「湯釜綺麗だったねぇ。」
「そうね…。」
ひんやりとした風が優しく吹いて行きます。
「おまえね、年を取るのはしょうのないことなんだよ。」
「そんなの分かってる。」
「年のこと言われてトゲトゲしくするのは…。」
「私はね、まだまだ頑張りたいの。」
「うん…。」
「エルさんの負担にはなりたくない。もうろくしてられないよ。」
「うんうん…。エルさんが大事なんだね。」
「…。」
「せっかくの旅行だから、なるべく仲良くやろうよ。」
「…。さっきの、プーさん気にしてるかな?」
「根に持つ風には見えないね。今頃みんなで仲良くやってるだろうし、その雰囲気を壊さないようにな。」
明日は「白根火山ロープウェイで降りよう」です。
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