西の河原公園の遊歩道から出た車道では、暗がりを時々車のヘッドライトが照らしていきます。
「太ももが張ってきた。ホテルのサンダル、いっぱい歩くと疲れる。」
「私も疲れたわ。明日はみんな筋肉痛ね。」
道路の向こう側の茂みがガサッと音を立てました。
「キャッ!獣がいる。」
「人のはずないわよね。」
「もっと小さい気配だったな。」
「タヌキかな?」
「タヌキならここにいるわよ。黒いけど。」
「似てないから。」
ホテルに近付いてくると、明るくなってきました。
「あー、怖かった。夜の自然とか怖いよね。」
「冒険したかったんでしょ?」
8時半前にホテルに到着。
「2時間で草津一周したね。お疲れ様。」
「お風呂で温まりましょう。」
「体冷えたけど、私はもう寝たい。山登りより、歩きにくい靴で坂道歩く方が疲れた。」
ミーは、夜中に目覚め、夜食を食べてからひと風呂浴びました。
明日は「最後の朝」です。
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