年末年始東京のの字さんぽ～師走の混雑

買い物をしながら築地場外を抜け、晴海通りまでやってきました。

「この先は見覚えあるな。まっすぐ行くと銀座だね。」
「東京のの字観光で銀座から築地までお散歩してたね。これから築地も大きく変わるし、何度も取材しないとだね。」
「あー！」
「どうしたの？」
「鮫皮おろし買うの忘れてた。」
「どのあたりで売ってるか分かる？」
「売ってそうな所は色々あると思うんだけど…。」

築地正門のある大通り（もんぜき通り）から一本入った築地西通りに足を進めました。

「前来たマグロ焼き屋さんのところだね。」

少し進んで、十字路になっているところまで来るとギュウギュウに人が集まっています。

「左にあったような？」
「わあ、押されて曲がれないよー。」
「流れに逆らうのは無理そうだね。おとなしくしてよう。」

人の流れに従ってゆっくり進みながらお店を見ていても、お目当てのものは売ってなさそうです。

「やっと空いてきたね。」
「売ってるところなかったし、違う道から戻った方が良いかもね。」
「あ、この近くで昔買った覚えある。」

築地魚河岸海幸橋棟から出てきたときの波除通りをもんぜき通りの方に少し進むと、店先に鮫皮おろしが売っていました。

「ぐるっと大通りを回ってくれば良かったね。」
「ごめん、ごめん。じゃあ、帰ろうか。」

もんぜき通りを東京メトロ日比谷線築地駅に向かってお散歩です。

「おばあちゃん、TBSテレビなんだけど、お話聞いて良い？」
「インタビューしてるね。」
「私も子供のころから来てるのに。」
「長生きしてれば、いつかどこかでインタビューされるんじゃない？」
「それよりミーは良い記事作るのを頑張らなきゃ。」
「そうだった。」

１２時半前に築地駅に着いた頃には、散々歩き回ったのですっかり体が温まっていました。

明日は「そろそろ年が明ける」です。