新樋の口山を下りて、水門の所を渡ると樋の口山がありました。
「登れない築山もあるんだね。」
「残念だった?」
「見るだけでも楽しいけどね。それより船見えないかな?」
水際をお散歩しながら、水上バスが見えないかしばらく海の方を気にしていました。
「あ、あっち、あっち。」
建物の陰から白い水上バスが出てきました。
「わー!お花見クルーズだよね。」
「お正月にみさんぽで行った浅草の発着場から来てるんだよね。」
浜離宮恩賜庭園の発着所へ向かう水上バスを海鳥が1羽追いかけていきました。
「自分の船で通る人はいないのかな?」
「どうだろうね。ミーは船の免許取りたいの?」
「いつかはね。今はシューフィッターの資格が気になってるんだ。」
「そうなんだ。…ミーにはみさんぽがあって、一歩一歩前に進んでるんだね。」
「みさんぽだって、暗中模索だよ。」
「でも、目標があると強いでしょ。」
「…プーにもパートナーがいた方が良いのかもね。」
「え?なんで?」
「自分の道は一人じゃ見つからないって、クーが言ってたよ。」
明日は「横堀の桜」です。
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