ミーの天城越え～二日目の備え

ホテルのある伊豆長岡駅に着いた頃には、もう7時を回っていました。

「出発してから12時間かあ。」
「ゴロ石のある下りの所で足首とひざが限界って言ってたけど大丈夫？」
「もう回復したみたい。ここ、勾配があんまりないから歩くの楽だし。」

ガストで晩御飯。

「回り道して、階段のある歩道を通らなくて済むか調べてみようかな。」
「ブチさんって意外と役に立つよね。」
「左手大丈夫かな…。」
「温泉入ったら良くなるんじゃない？ねぇ、助けて貰ってときめかなかった？」
「そういうのはないよ。…冷やかしたりしないでね。」
「わかった。うずうずするけど。」

二人ともデザートまでガッツリいただきました。

「せっかくのガストだから、このシーンの絵『ギャルジャポン』のパロディにしてみようかな。」
「あ、それ好きなんだよね。」
「うん。『おそ松さん』をコミカライズした漫画家のギャグマンガだよ。」
「…ミー、私に遠慮して『おそ松さん』見てなかったんだよね。」
「あとで見ようと思ってただけだよ。」
「今度一緒に見ようよ。」

ホテルに戻って、シャワーを浴びたら足がちょっと痛いのに気づきましたが、バタンキューと全力で眠ってしまいました。

明日は「雨予報の二日目」です。