「朝来た道を途中で左折よー。」
瓦屋根となまこ壁の立派な建物の前で寿老人の石像がお出迎えです。
「すげえな。」
受付で一人300円払いました。
「それじゃ、あとでねー。」
「おう。」
女湯の浴場は割と混んでいました。
(石鹸とシャンプーがないわねー。)
「あ、ボディソープ貸してあげようか?」
「ありがとー。」
そんなに大きくもない湯舟ですが、あと一人しか入っていなかったのでゆったりできました。
(熱くて良いお湯だわー。)
ホカホカに温まって脱衣所に戻りました。
「今日は凄い風ねえ。」
「そうねえ。」
(みんな知り合いみたいねー。あ!)
お土産の椿油を落してしまいました。
「はい。」
「ありがとう。割れてないと良いけど…。」
箱から出してみたら大丈夫でした。
「大島行ってきたの?」
「そうなのよー。」
「今椿祭りよねえ。」
「綺麗だったわー。良い香りで―。」
話が弾みそうでしたが、夫を待たせたら悪いと思いました。
「ここ、良いお湯ねー。お先に―。」
「じゃあねー。」
ドライヤーは3分10円のが1つだけあります。
明日は「昼下がりの東海館」です。
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