「「緑のヘルシーロード」まで来ると、ようやくお散歩道って感じだね。」
緑が深くなってきて、ツクツクホーシとコオロギが鳴いています。
「ベンチとか全然ないね。」
「もう一時間半くらい歩いてるよね。」
「木陰の所もあるし、さっきよりはだいぶ楽だけどさ。」
川辺に大きな木がありました。
「わあ、何の木だろう?」
「ここでちょっと休もうよ。浴衣じゃ座れないだろうけど。」
ミーは興奮気味で自覚がありませんでしたが、プーはそろそろ休ませた方がよさそうだと気付きました。
「立ってても大丈夫。上流を目指すとだんだん自然が豊かになって楽しいね。」
「うん。ほとんど傾斜がなくて、中運動にはならないだろうけど。」
「そうだね。川散歩って言っても坂道とは限らないんだね。」
「浴衣ならちょうどよかったでしょう?」
「そう言や、そうだね。プーには物足りないかな?」
「おしゃべりしながら景色を眺めるのも楽しいよ。芝川は、コンクリートで固められてなくていいよね。」
葉擦れと虫の音に包まれて、しばらくさざ波を眺めていました。
明日は「着物に合いそうな木の橋」です。
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