翌日の連休明け、モーニングブッフェの後、昼まで部屋で語り合っていたミーとミミ。
「今日はハードだから、レイトチェックアウトで助かる。」
「あのさ、昨日の吉兆のゆり根ごはん、うちの店の参考には高級過ぎなかったかな?」
「六、七百円ですごく勉強になってお得だったと思うよ。トッピングとか、さし色とか、パッケージデザインとか。」
「うん。ならいいんだけど。」
「あと、いいもの食べた方が料理が上達するって板前さんの本に書いてあった。」
「予算がね。」
「私、クーに怒られない程度に、おいしいもの食べて協力するから。」
曇り空の街へ出発。ホテルの前が濡れています。
「雨?」
「打ち水だよ。あ、ホントに降ってきた。」
小雨の中、鴨川方面へ進み、高瀬川に沿った静かな路地裏を北へ。
「椿の花びら流れてる。」
「わ、何かステキ。たぶんサザンカだと思うけどね。」
明日は「源氏物語ゆかりの地」です。
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