のの字花見を終えた夜、ミーはぐっすり、めずらしくトイレにも起きずに眠りました。
クーがお祝いのメールをくれ、次の日曜日スカイプで話すことに。
「ミーが完歩するとは思ってなかったよ。結構元気そうだね。」
「うん。風邪ひくほど免疫力も落ちなかったみたいで、足も平気。」
その後1か月以上足は痛みませんでした。
「成功の秘訣は?」
「やっぱり夫への愛でしょうかね。」
「そういうのじゃなくて。」
「前の日ちゃんと寝たとか・・・、あ、長袖インナーのいいやつ着てたらさらっと快適だった。」
「なるほど。他に役に立った装備ってある?」
「リザーバーのチューブから水飲めたのが便利だった。私はいっぱいいっぱいだったから。」
「通気性と給水が大事と。あ、何かお祝いほしい?」
「スカイプでチューしたい。」
「ダメ。じゃあ何もいらないんだ。」
「待って待って。」
「考えといて。じゃあ。」
後日デパートで桜色の涼しいハットと運命的な出会いがありました。
明日は「エピローグ中編」です。
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