ミミはご近所さんと立ち話中。
「カフェのために視察してるんだって?」
「はい。」
「レオ坊は説得できたの?」
「まだです。」
「奥さーん、大変でーす。」
ミミの旦那さんが勤める地元企業の社長さんが走ってきました。
「レオ君が失踪してしまって・・・。」
「久しぶりね。最近なかったのに。」
「「社員を減らした方がいいのかな」ってつぶやいたのを聞かれてしまって。お弁当箱開けると食べずに飛び出したそうで・・・」
(あ!)
思い当たることが。
「保育園、電話してみ。」
旦那さんは大抵、保育園か公園でたそがれます。
「来てましたか・・・はい、すみません。」
「出ちゃったか。」
「心当たり探します。」
「私も公園見とく。」
「すみません。業績不振は私の不徳で、レオ君は必要なんです。」
「こちらこそすみません。いつも。」
明日は「夏の低山祭りプロローグ前編」です。
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