黒い煙を吐いて大きい白い船が真横に入港してきました。
「わー!客船だよね。」
大洗‐苫小牧間を航海するさんふらわあ号でした。
1時半。
「昨日釣れたカジキの解体ショーを始めるので、前の方までお越しくださーい。」
少し出遅れたミー達。
「人だかりで見えないね。」
「冷蔵してないのでもう食べることはできません。」
(なんだー。)
「鼻を切りたいチビッ子、しっぽを切りたいチビッ子はいますか?」
切り始めたようでした。
「すき間開いたよ。」
カシャ
「もはや面影残さず、虚ろな瞳悲しく。」
「廃棄処分ですが、三重大学の人が研究に使うということで成仏できるかな。」
(私、まだ見えない。後ろでメモ取ってよう。)
「このカジキは昨日釣れた最大の物で150キロありますが、もっと小さいマカジキの方がおいしいです。」
(ふむふむ。)
「おいしいと言ったらシロカジキが貴重でおいしいです。」
明日は「カジキ解体後編」です。
この記事へのコメント