横断歩道を渡って線路をくぐると、
「わあ!すごい、すごい!」
「何がすごいの?」
「北原白秋赤い鳥記念って! 『赤い鳥』はですねえ、児童文学の雑誌でねえ、白秋も関わっててねえ。」
「Oh! ミーも読んだことあるの?」
「復刻版を母が買って来てくれたのにねえ、つい「日本のお話は好きじゃない」ってねえ、そんな頃もあったのでねえ。」
とは言え『蜘蛛の糸』や『ごん狐』は知らない訳もなく。
「で、幼稚園ルートで行くのか?」
「いえ、左の道が近道です。」
「えーっ。」
「聞いたことがなかったしな、ただの跡地じゃないかな。」
明日も続きます。
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